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図書館司書として、毎日たくさんの本に囲まれて働いていた私。
ところが転職を機に、まったく本を読まなくなってしまいました。
そんな私でも、いくつかの小さな工夫で、また月に3〜4冊読めるようになりました。
「読みたいのに、時間がない」——そんな方に、実際に効果のあった方法をお伝えします。
本に囲まれていた私が、本を読まなくなった理由
図書館司書だった頃は、毎日たくさんの本にふれていました。
ところがIT系の仕事に転職したとたん、忙しさで本を開く時間も気力もなくなってしまったのです。
改めて考えてみると、読めなくなった一番の理由は「本が近くになかった」ことでした。
書店や図書館にわざわざ行かないと、本を手に取れない。
その一手間が、忙しい毎日ではハードルになっていたのです。
「あんなに本が好きだったのに」——そんな罪悪感だけが積もっていきました。
「本を読む=紙で活字を読む」という思い込みを手放した
読書を取り戻すうえで、実は一番大きかったのが「考え方を変えた」ことでした。
電子書籍を読み始めるとき、正直こう思っていました。
「これは、本当に読書と言えるのだろうか?」と。
紙の本をめくってこそ読書だ——長く本にたずさわってきたからこそ、そんな思い込みが自分の中にありました。
でも、あるとき気づいたんです。
それは自分で自分に足枷をつけているだけだ、と。
読書のかたちは、時代とともに柔軟に変化しています。
紙の本も、電子書籍も、そして「聴く読書」も、物語や知識にふれるという意味では、どれも立派な読書です。
だったら、その変化を受け入れて、今あるサービスを存分に楽しんだほうがいい。
そう考えを切り替えた瞬間から、私の読書はぐっと自由に、そして身近になりました。
また月3〜4冊読めるようになった3つの方法
特別なことは何もしていません。
ただ「本との距離感を近づける」ための小さな工夫を、いくつか試してみただけです。
才能や強い意志がなくても大丈夫。
どれか一つからでも、きっと読書はあなたの近くに戻ってきます。
それでは、実際にやってみた3つの方法をご紹介します。
① Kindle専用端末を買って、「本の持ち運び」も「気の散り」もなくした
紙の本は、かさばるうえに持ち歩くとなると荷物か増え、重さも増すのが私の中で少し億劫でした。
でもKindle専用端末にしてからは、軽い一台に何冊でも入れて持ち運べます。
通勤中やちょっとしたすきま時間に、サッと開けるようになりました。
そして、これが思った以上に大きかったのですが——
Kindle専用端末は、いい意味で「本しか読めない」んです。
スマホだと、開いた瞬間にSNSの通知やアプリが目に入って、つい気が散ってしまいますよね。
でも専用端末なら通知に邪魔されることもなく、自然と本の世界に集中できました。
② SNSとダラダラ動画の時間を手放した
気づけば、SNSやテレビをダラダラ眺めて時間が溶けていました。
そして見終わったあとに残るのは、「結局、何もしないまま時間だけが過ぎてしまった」という絶望に近い感覚。
さらに、SNSを見ていると、なぜか気分まで落ち込んでくる。
他人の生活が輝いて見えて、自分と比べてしまうんですよね。
そこで、スマホを触る代わりに本を開くようにしてみました。
すると読書は、他人ではなく自分と向き合う時間になり、まわりを気にすることが自然と減っていきました。
これは、思いがけず一番うれしかった変化です。
③ 寝る前の30分を「読書時間」に固定した
毎日ちがう時間に読もうとすると続かなかったので、「寝る前の30分」に固定してみました。
時間を決めてしまうと習慣になり、自然と本を開けるように。
ここでもKindleが活躍しました。
バックライトが付いているので、部屋を暗くしても寝る直前まで読めるんです。
しかもこの明かりは眩しすぎず、目に優しい。
スマホの画面のような刺激が少ないおかげか、以前よりぐっと寝付きが良くなりました。
それでも時間が取れない人へ:「聴く読書」という選択肢
「寝る前の30分すら取れない」という日も、正直ありますよね。
そんな時におすすめなのが、通勤中や家事の合間にできる聴く読書です。
耳だけで物語を楽しめるので、手が離せない時でも読書の時間をとる事ができます。
先ほどお伝えした通り、聴く読書も立派な読書のかたち。
「読む時間がない」とあきらめる前に、一度試してみる価値は十分あります。
まとめ
- 特別な才能や根性はいらない。小さな工夫で読書は取り戻せる
- Kindle/スマホ時間の見直し/寝る前30分、どれか1つからでOK
「読みたいのに読めない」のは、あなたのせいではありません。
ほんの少し環境を変えるだけで、また本のある毎日は戻ってきます。
まずは今夜、寝る前の30分から始めてみませんか。

