第175回 芥川賞・直木賞 受賞作まとめ|元図書館司書が解説【どこで読める?】

第175回 芥川賞・直木賞 受賞作まとめ|元図書館司書が解説【どこで読める?】 文学賞

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2026年7月15日、第175回 芥川賞・直木賞が発表されました。

「受賞作、気になるけど…どんな話?」「どこで読めるの?」

元図書館司書が、受賞作の情報と読む方法をまとめました。

第175回 芥川賞・直木賞 受賞作

ここでは今回受賞した2作品について簡単に紹介します。

芥川賞:『ゾンビ回収婦』小砂川チト(講談社)

AIに侵食された世界で、ホテルの掃除婦としてゾンビの骸を回収し続ける女性の物語。
誰にも感謝されないまま役割をこなす主人公の姿を通して、現実と虚構が入り混じる世界が描かれます。

直木賞:『けんぐゎい』朝倉かすみ(光文社)

幼くして父を亡くし、それぞれ奉公に出された姉妹の物語。

過酷な運命に翻弄されながらも、女医者との出会いをきっかけに自我に目覚めていく——
「女の生」と向き合う時代小説です。

そもそも芥川賞と直木賞、何が違うの?

同じ時期に発表されるので混同されがちですが、この2つは目的も対象もまったく違う賞です。

  • 芥川賞:純文学が対象。新人作家に贈られる
  • 直木賞:大衆文学(エンタメ)が対象。中堅作家に贈られる
  • どちらも年2回(上半期・下半期)発表される

ざっくり言えば、芥川賞は「文章表現や人間の内面を深く描く作品」、直木賞は「物語として読者を楽しませる作品」に贈られる賞。

「どちらが上」ということではなく、評価するものさしが違うのだと考えると分かりやすいと思います。

図書館では、受賞作はどうなる?

受賞作が発表されると一気に予約が入ります。
図書館の所蔵数にもよりますが、私が働いていた図書館では所蔵2冊に対し1日で20件以上予約が入ったこともあります。

そのため、手元に本が届くまで何週間も待つことになり、もどかしい思いをされる方も多いのではないでしょうか。

では、「どうしても今すぐ読みたい」ときは、どうすればいいのか。
選択肢を整理してみました。

受賞作はどこで読める?

ここでは受賞作の入手方法について紹介しています。

紙・Kindleで買う

発売中の作品は、書店やKindleで購入できます。
そんなに急がない方であれば、図書館の本を予約するのも良いかと思います。

「話題の新刊といえば、村上春樹さんの『夏帆』もおすすめです。村上春樹さんの『夏帆』についての感想は『murakami-kaho-review』の記事を参考にしてください。

聴く読書という選択肢も

過去の受賞作には、Audibleで聴けるものもあります。
(芥川賞受賞作『ハンチバック』も、Audibleで聴くことができました)

【第169回芥川賞受賞作】『ハンチバック』をAudibleで聴いた感想|元図書館司書が考える「読書の形」
芥川賞受賞作『ハンチバック』をAudibleで聴いた感想を、元図書館司書がレビュー。「読書バリアフリー」を問う作品を聴く体験から、聴く読書の良さと向き不向き、紙・Kindleとの使い分けまで正直にお伝えします。

過去の受賞作なら、読み放題で読めることも

Kindle Unlimitedの対象になっている受賞作もあります。
「受賞作から読書を始めたい」という方は、まず読み放題で過去作に触れてみるのもおすすめです。

元図書館司書として、受賞作をどう楽しむか

芥川賞・直木賞は、長い歴史を持つ文学賞です。
その年の受賞作を知ることは、「今、どんな作品が評価されているのか」を知る手がかりになります。

「歴史ある文学賞」と聞くと身構えてしまうかもしれません。
でも、難しく考える必要はまったくありません。
あらすじを読んで、気になった一冊から手に取ってみる。
それで十分だと思います。

まとめ

  • 芥川賞は『ゾンビ回収婦』、直木賞は『けんぐゎい』
  • 芥川賞=純文学、直木賞=エンタメ、と覚えると分かりやすい
  • 図書館は予約殺到。読みたい今に読むなら、電子や聴く読書も

私もこれから読んでみます。読み終えたら、あらためて感想を書きたいと思います。

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