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Kindle Unlimitedに入ってみたけれど、何を読めばいいか分からない。
そう感じる方もいるのではないでしょうか。
読み放題と聞いて期待したのに、開いてみたら知らない本ばかり。
結局、何も読まないまま1か月が過ぎてしまった——という方もいるかもしれません。
私は2026年の9月にKindle Unlimitedを始めて、1か月半ほどで小説を5冊読みました。
20冊も30冊もは紹介できません。
そのかわり、ここに書くのは全部最後まで読んだ本です。
どうやって見つけたのかも合わせてお伝えします。
実際に読んだ5冊を気分別に紹介
ほっとしたいとき →『木曜日にはココアを』青山美智子
小さな喫茶店から始まる12編の連作短編集。
前の話に出てきた人が、次の話の主人公になります。
1編が10〜20分で読めるので、疲れている日でも1編だけ、と読み進めることができます。
私は2日で読み終えました。

人とのつながりを感じる話をじっくり読みたいとき →『アイネクライネナハトムジーク』伊坂幸太郎
伊坂幸太郎さんといえば殺し屋と思っていた私の印象を変えた一冊です。
大きな事件は起きません。人と人が出会っていくだけ。
それなのに、ばらばらだった6つの話が最後につながります。
私は2週間かけて少しずつ読みました。

一気に読みたいとき →『星くずの殺人』桃野雑派
舞台は地上320キロの宇宙ホテル。
警察も救急も来ない密室とも言える場所で殺人が起きます。
犯人が気になりすぎて、夜更かしをしました。
2日で読了です。
殺人事件を扱うミステリーなので、苦手な方にはおすすめしません。

だまされたいとき →『探偵小石は恋しない』森バジル
舞台は福岡の探偵事務所。
ミステリー好きの探偵・小石のもとに来る依頼は、9割9分が不倫や浮気の調査です。
全部をフラットに見ているつもりでした。
それでも最後は思い込みに、完全にだまされました。
1章1時間ほど。
夜更かしはせず、7日かけて毎日少しずつ読みました。
2026年本屋大賞にノミネートされた話題作です。
不倫や浮気の話が苦手な方には、合わないかもしれません。

笑いたいとき →『稲荷山誠造 明日は晴れか』香住泰
関西の金融会社の会長、稲荷山誠造。70歳。
ある日、縁を切った娘の息子——つまり初めて会う孫が訪ねてきます。
「お袋がいなくなった」。
そこから頑固なじいさんと今どきの孫が二人で娘を探すことになります。
とにかく稲荷山という人が大きい。
やることが大胆でスケールが違います。
読んでいて声が出たのは、自衛隊のヘリを私用で使ってしまうところでした。
そんなことある?と思いながら、気づくとページをめくってしまいました。
この本は友人に教えてもらいました。
Amazonで検索してみたらちょうど読み放題の対象だったのです。
1週間ほどで読み終えて、稲荷山と孫のその後が気になっています。
続編も2冊あってどちらも読み放題の対象でした。
気に入ったらそのまま続きを読めるのは嬉しいところです。
「本のサナギ賞」という、書店員さんが世に出したいと思う小説を選ぶ賞の受賞作でもあります。
読み放題の中から読む本をどう探すか
5冊を振り返ると、見つけ方は3通りでした。
おすすめに出てきた本を見る
『アイネクライネナハトムジーク』は、トップのおすすめに出てきた本です。
過去に伊坂幸太郎を読んだので、関連として上がってきたのかもしれませんが、自分では探していなかった本に出会えるのがこの方法の良いところ。
「小説・文芸」の一覧を眺める
『星くずの殺人』は一覧をただ眺めていて見つけました。
知らない作家の、知らない本です。
書店で見かけたとしても、手に取らなかったかもしれません。
読みたい本を検索する
『稲荷山誠造』のように、誰かに教えてもらった本はまず検索してみます。
対象になっていたら、その場で読み始められます。
図書館で司書をしていたころ、本との出会い方は人それぞれだと感じていました。
棚を端から眺める人もいれば、決めた1冊を探しに来る人もいる。
読み放題も同じで、どれが正しいということはありません。
読むかどうかは、あらすじと表紙で決めています
候補が見つかったら、まず表紙を見てあらすじを読みます。
私が見るのはほぼその2つです。
レビューは参考程度にしています。
評価が高くても、自分に合うとは限らないからです。
これは図書館で本を選んでいたころから変わっていません。

読み放題の良いところは、合わなければやめられること。
買った本が合わなかったときは、もったいないより先に残念な気持ちがきます。
読み放題なら、その「残念」が小さくて済みます。
正直なところ:新刊は少なめです
良いことばかりではないので、ここも書いておきます。
読み放題に、出たばかりの新刊はほとんどありません。
私がこのブログで紹介してきた本でいうと、『夏帆』『ファイア・ドーム』『ゾンビ回収婦』『イン・ザ・メガチャーチ』はどれも対象外でした(2026年10月時点)。
ただ、まったく入っていないわけでもありません。
『探偵小石は恋しない』は、2025年9月に出た単行本です。
2026年本屋大賞にノミネートされた話題作が、読み放題の対象でした(2026年10月時点)。
発売日に話題の新刊を読みたい人には、向きません。
それでも、1年ほど前の話題作なら入っていることがあります。
少し前の本の中から、まだ読んでいない一冊を探す
——読み放題は、そういう場所だと思っています。
1か月半で5冊。読み放題はこんな人に向いています
<向いている方>
- 何を読むか決まっていないけれど、何か読みたい方
- 合わなかったらやめたい方
- 少し前の本でも気にならない方
<向いていないかもしれない方>
- 話題の新刊をすぐ読みたい方
- 読みたい本がはっきり決まっている方
※読み放題の対象は入れ替わることがあります。いま対象かどうかは確認してみてください。
まとめ
- Kindle Unlimitedで、1か月半ほどで小説を5冊読んだ
- ほっとしたいなら『木曜日にはココアを』、笑いたいなら『稲荷山誠造』、だまされたいなら『探偵小石は恋しない』
- 探し方は、おすすめ/一覧/検索の3つ
- 読むかどうかは、あらすじと表紙で決める
- 新刊は少ない。でも、1年ほど前の話題作が入っていることもある
今は30冊の紹介リストはありません。
そのかわり、読んだ本が増えるたびにこのページに足していきますので、本選びの参考になれば嬉しいです。

